年間(2010年6月〜2011年5月)を通じてファッションという文化活動の中で優れた人、企業、団体などを表彰する第29回毎日ファッション大賞の各受賞者が決まりました。
受賞のことば
70年に及ぶ帽子作りの生活は、決して恵まれたものではなかった。第二次大戦の前は男性はほとんど帽子をかぶり、女性にもどんどん普及して、外出時には必ずかぶるのがステータスであった。戦後に訪れた無帽時代は意外に永く、外国でもほとんどかぶらなくなり、作る人も少なくなった。
そんな中、僕は楽しいおしゃれとして何とか根付かせたいと、30年位前から生活に即した、持ち運びの簡便なたためる帽子を考え(これはもうずい分普及している)、また天然素材で何か良い材料を開発したいと、軽くて体にやさしいもの、紫外線カット等、ずい分いろんな研究をしている。
昨今若者の間に帽子をかぶる傾向があり、出来れば本物を見て欲しいと、スパイラルで大勢の方のご協力を得、想像以上の展示が出来た。英国の様に、結婚式や競馬場で個々に楽しむ場がないのが残念というしかない。いずれにしても今回審査員の先生方のお目にとまり、こんな賞をいただけるというのは本当に嬉しいことです。有難うございました。
| 経歴 |
| 1925年 |
長野県生まれ |
| 1955年 |
Atelier HIRATA 設立 |
| 1961年 |
第5回FEC(ファッション・エディターズ・クラブ)賞 受賞 |
| 1962年 |
渡仏、Jean Barthet氏に師事 |
| 1965年 |
帰国、Haute Mode Hirata 設立 |
| 1971年 |
Boutique Salon Coco 開店、平田暁夫帽子教室 開校(2000年に終了) |
| 1991年 |
毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞 受賞 |
| 1992年 |
ザ・ギンザ アートスペースにて“帽子だけの展覧会”開催 |
| 1995年 |
パリのl'hotel Bristolにて個展開催 |
| 1999年 |
第7回桑沢特別賞 受賞 |
| 2001年 |
第44回FEC20世紀総括特別賞 受賞 |
| 2010年 |
「Akio et Aquirax」出版 |
| 2011年 |
スパイラルにて“ヒラタノボウシ展”開催 |
|
新人賞・
資生堂奨励賞 |
森永邦彦(ANREALAGE) |
受賞のことば
この度は、このような歴史ある賞を賜り、大変光栄に存じます。
先代の方々が壊して壊して切り開いた道を、絶やすことなくしっかりと継承し、私たちの世代が新たな道に繋げていけるよう、この先も必死で闘っていきたいと思います。
ファッションを生業とする私たちがやるべきことは、何が起こっても、引き継がれてきたその流れを止めないことです。
本年は未曾有の震災があり、産地は打撃を受け、ショーは自粛ムードに染まり、ファッションの存在自体も危ぶまれる部分がありました。
しかし、このような非常時にこそ、ファッションの力を伝え続けなければなりませんし、私たちの信じるファッションは、決して「たかがファッション」ではありません。
長い間、産業を持続し、文化を継承し、多くの人に夢を与えてきた希望の象徴です。
今後の私たちの活動が、ファッションの未来を信じる人々の新たな希望となるよう祈りを込めて、スタッフ一同精進を重ねたいと思います。
最後になりましたが、アンリアレイジは、スタッフ、バイヤー、ショップ、工場、生地屋、お客様、これら数多くの方々と一緒につくりあげてきました。決してデザイナーだけでつくられたものではありません。
これまで私たちの活動を支えてくださった皆様方に、この場を借りて心より感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。
| 経歴 |
1980年東京都生まれ
早稲田大学社会科学部卒業
バンタンデザイン研究所キャリアスクール卒業
| 2003年 |
アンリアレイジを立ち上げる
2003-04A/Wより展示会にてコレクションを発表 |
| 2005年 |
2006S/Sより東京コレクションに参加
NEW YORK GEN ART 2005 アバンギャルド部門大賞受賞
株式会社アンリアレイジを設立 |
| 2011年 |
原宿に直営店をオープン |
|
受賞のことば
この度は、名誉ある「鯨岡阿美子賞」を賜り、大変光栄に存じます。
roomsを始めたきっかけは、デザイナーと出会う場を作ってみようとの単純な発想からでした。
スタートさせ驚いたのは、才能があるのに見せる場が無く、出会うことが難しい、そんなデザイナーが多く存在していたことでした。
見せる場を作り、見ていただけるよう発展させる、それが、roomsを続けていくことの責務だと思うようになり、12年目を迎えました。
roomsをきっかけに、発展したデザイナーは沢山います。
ですが、roomsはきっかけでしかなく、発展したデザイナーには力がありました。
そんな力を見逃すことなく、今後も発信し続けて行きたいと思います。
roomsLINKは、東京をアジアのファッション都市にとの思いからスタートさせました。まだまだ、発展途上ではありますが、若い力と共に更なる発展をしていきたいと思っております。
末筆ではございますが、改めて皆様に深い感謝の念とお礼を申し上げます。
| 経歴 |
|
日本のファッションとデザインの発展を目的に、2000年から合同展示会roomsをスタート。現在までに23回の開催を数え、30カ国以上が参加するグローバルな展示会になる。2010年には、さらに発信力を高めたいと考え、ファッションに特化したイベントroomsLINKを立ち上げる。 |
受賞のことば
この度は、歴史ある「毎日ファッション大賞話題賞」を賜り、驚くとともに大変光栄に存じます。
我々が地域の皆様と推進している「日本橋再生計画」は、 箱物づくりだけではなく、日本橋の文化や歴史を踏まえて新しい価値をどうやって創造していくか、そしてその価値をどう発信していくかが重要だと考え、さまざまな取り組みを行っています。
そんな取り組みのテーマのひとつがファッションです。江戸時代、日本の文化、商業の中心地であり最先端の発信地でもあったことを現代に置き換え、「JAPAN FASHION WEEK」の誘致や、日本文化としての象徴である「きもの」をテーマにしたイベント等を行っています。
今回の受賞はこういった活動が評価されたものと、大変喜んでおります。今後とも、日本橋のアイデンティティを活かした様々な活動を行っていくことにより、日本橋再生、ひいては東京再生、日本再生に貢献していきたいと考えています。
| 経歴 |
「日本橋再生計画」は、かつて江戸時代の中心であった日本橋の賑わいを再生させるとともに、新たな魅力を創造していこうという、行政、地域、地元企業、三位一体の街づくり活動。「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をテーマに、新たな施設の整備や機能の誘致を行うとともに、日々の街のブランディングにかかわる各種プロモーション活動などを行っている。三井不動産鰍ヘ日本橋発祥の企業として本計画を積極的に推進している。
| 2004年 |
「COREDO日本橋」開業 |
| 2005年 |
「日本橋三井タワー」開業 |
| 2006年 |
日本橋特設会場にて「JAPAN FASHION WEEK」開催 |
| 2008年 |
第一回「きもの・和・日本橋」開催 日本銀行前庭にて着物集合写真 |
| 2010年 |
「COREDO室町」開業 開業イベントとして「歌舞伎×ファッションショー」開催 |
| 2011年 |
日本橋架橋100周年 |
|
|