この1年間にデザインの全分野において傑出した成果に贈られる「2024毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)の選考委員会が開催され、nomenaの「心が動くエンジニアリング」に決まり、5日発表された。
nomenaは武井祥平氏によって設立されたエンジニア集団。日々の研究や実験、クリエーターやクライアントとのコラボレーションを通して得られる多領域の知見を動力にして展開する前例のないものづくりの取り組みは、さまざまな分野から高く評価されている。工学的な知識や経験から発想され、美術や表現の領域に提供される作品は、テクノロジーを使った作品にも関わらず、それを感じさせない魅力をもち、見る者のこころを捉え、デザインの新領域を切り開いている。
2024年4月~5月に開催された「まだ意味のない機械―phenomenal #03」は、nomenaにとって初の単独での展覧会で、これまでの活動の集大成として、エンジニアだからこそ生み出せる発想、つくり出せる新しい価値を、これまでにない形で社会に提示し、注目を集めた。
現在も複数のプロジェクトが進行中で、今後の活躍にますます期待がかかる。
毎日デザイン賞とは
グラフィックやインテリア、クラフト、ファッション、建築など、あらゆるデザイン活動で、年間を通じて優れた作品を制作、発表し、デザイン界に大きく寄与した個人、グループ、団体を顕彰する賞です。(主催・毎日新聞社)
1955年に毎日産業デザイン賞として創設され、デザインの多様化を背景に76年に毎日デザイン賞と名称を変更した後も我が国のデザインの活性化とともに歩み続けています。国際的、文化的な賞として高い評価を受けています。

Mainichi Design Awards
Mainichi Design Awards was established in 1955 as the Mainichi Industrial Design Award, and has continued to grow along with the revitalization of design in Japan since its name was changed to the Mainichi Design Awards in 1976 against the backdrop of the diversification of design. It is highly regarded as an international and cultural award.
2024受賞者
nomena
「心が動くエンジニアリング」










プロフィール
nomena(のめな)
2012年、武井祥平により設立された。工学と美術に関心を持つメンバーが集い、日々の研究や実験、クリエーターやクライアントとの協業を通して得られる多領域の知見を動力にして、前例のないものづくりに取り組み続けている。近年は2021年東京オリンピック聖火台の機構設計や、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など研究機関との共同研究に参画している。
選評 選考委員、アートディレクター 永井一史
nomenaの名前を最初に意識したのは何人かのデザイナーの瞠目するような仕事において、エンジニアリングを担っていたことだった。そして近年では、nomena自身による作品も増え、その存在感はますます際立っている。今回の受賞対象である展覧会「まだ意味のない機械」は、それらの活動の集大成ともいえるものだ。
nomenaが一貫して追求してきたのは、これまでは動くことのなかったものを動かし「現象」という新たな領域を生み出すことである。特筆すべきは、高度なエンジニアリングが決して前面に出ることなく、人間の感覚に響く美的体験の背後でひそやかに息づいている点だ。
展覧会場では、多くの理系の学生と思われる人々が、食い入るように作品を見つめていたのが印象的だった。デザインやアートの新たな領域として、今後ますます広がっていくに違いない。
驚きと美が交錯するエンジニアリング。 その革新性と挑戦する姿勢に敬意を表し、毎日デザイン賞を贈りたい。
選考経過
◇「独自性」甲乙つけがたく
2024毎日デザイン賞の候補(個人、団体)は、毎日新聞が委託した別掲の調査委員39人から推薦された。今回は以下の24件が候補となった。
①赤木明登 ②安東陽子 ③五十嵐久枝 ④we+ ⑤岡啓輔 ⑥岡崎智弘 ⑦川田喜久治 ⑧菊地敦己 ⑨木住野彰悟 ⑩新素材研究所 ⑪SKWAT ⑫Time & Style ⑬Team EIKO(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明)⑭土田貴宏 ⑮中川エリカ ⑯長坂常 ⑰中村圭佑(DAIKEI MILLS) ⑱nomena ⑲林口砂里 ⑳廣川玉枝 ㉑藤森泰司 ㉒萬代基介 ㉓宮前義之+A-POC ABLE ISSEY MIYAKE エンジニアリングチーム ㉔森永邦彦(ANREALAGE)=50音順
選考委員会は1月22日、5人の選考委員全員が出席し、東京都内で開催された。
選考前のフリートークでは、昨年のデザイン界の動向を共有し、評価基準を再確認した。各委員からは「人工知能(AI)が日常化し、デザイナー以外の人にビジュアライズするツールが渡ったことは大きな意味を持つのではないか。テクノロジーが導く世界と人ならではのものの差がくっきりした1年」(永井一史)、「デザインの展覧会が豊作で、デザイナーに限らず、広い意味でデザインに関わっている人の展覧会が開かれたのが印象的だった」(保坂健二朗)、「着物の展覧会が世界中で動いた。従来の伝統工芸という文脈ではなく、日常の着物(銘仙など)、これまで価値が見いだされていなかったテキスタイルが脚光を浴びた」(須藤玲子)、「尾州の毛織物や岡山のジーンズ、鯖江の眼鏡など日本のデザインや工芸が、海外からの投資対象になっている」(齋藤精一)、「欧州でサステナブルやエコロジー、シンプルといったことへの言い訳的に、日本がブームになっている。工業デザインの分野では、新しいテクノロジーがたくさん使われていて、デザインのボトムは上がってきた一方、非常に平らになってきた事を心配に感じる」(柴田文江)――などの意見が出た。
第1段階の選考ではエントリーシートに沿って映像資料を視聴。推薦理由を元に、独創性や社会的影響などの観点を踏まえ、1人5件を上限として投票した。票が入ったのは8件。③⑥⑩⑭⑱㉑が複数票を獲得した。
最終選考の候補を絞るための議論では、スタンダードなコマ撮りの技法を独自に進化させている⑥と、日々の研究やクリエーターとのコラボレーションから学び続け、前例のないものづくりをしている⑱に圧倒的な評価が集まり、2件で最終選考を行うこととなった。
最終選考では白熱した議論が行われた。⑥はマッチ棒を使ったストップモーション・アニメーション作品「Matches」シリーズへの高い支持に加え「個展での生き生きした展示空間の作り方が素晴らしい」「動きに対する強い感覚を持っている」「社会に対して呼びかける視点がある」と評価され、⑱には「海外での評価も高い」「テクノロジーを感じさせない」「未来のデザイン界に何かを起こしそうな期待を抱かせる」「他者とのコラボレーションで思いがけない拡張を見せる」などの意見が出た。甲乙つけがたく、同時授賞や特別賞授与の可能性も探られたが、最終的に「nomenaの影響力はすでに多方面に広がっている」との見解に賛同が集まり、満票で⑱が大賞に決まった。【学芸部 小松やしほ】
選考委員・選考要項
選考委員(五十音順・敬称略)

-講評
デザインは私たちをどこに連れていってくれるか。社会の道具として?表現の可能性として?世の中をより良くするための共有活動として?など、さまざまな捉え方ができる今のデザインに、本賞の審査の議論を通して新たなまとめができたと思う。大賞であるnomenaの活動は一見するとメディアアートに見えるかもしれないが、動き・見立て・たたずまいの設計は時間軸を持ったデザインとして体現している。アートとデザインの境界線も、良い意味であいまいになる今をどう考えるか。それは意識すべきなのかという大きな問いを私たちに投げかけてくれた。

-講評
デザインの領域が日々拡張する中で、多様なジャンルのデザインを比べて審議する難しさに今年も頭を悩ませた。しかし、その中で2024年に新しいデザインの地平を開いてくれそうな新鮮なエントリーがあり、それがnomenaのデザインワークだった。展覧会での優れた作品に驚かされたのは言うまでもなく、異なるデザインジャンルとのコラボレーションによる表現は、これからデザインの内側に当たり前に必要とされる要素ではないかと感じられた。

-講評
「ミス・ブランチを囲む幕」の美しさを見せつけた五十嵐久枝の展示空間、服飾の領域を超え、最新技術の研究開発に果敢な挑戦を続ける廣川玉枝、宮前義之、そして森永邦彦の取り組みには、日本の繊維・ファッション領域の未来への道筋を感じ、印象に残った。また建築家との協働で空間を活性化させ、人と家具との関わりに新しい提案をした藤森泰司のプロジェクトには引きつけられた。研究、開発、実験といえば、あらゆる分野の知見を総動員して創造の世界を展開する武井祥平率いるnomenaの卓越したエンジニアリングのみずみずしさと躍動感は、デザインの未来に大きな影響をもたらすだろう。

-講評
毎年のことながら、第一線で活躍するデザイナーの中から1人を選ぶ難しさを痛感する。今年も最初の選考では迷いがあったが、候補者リストが手元に届いた時点で、情報収集や現地視察を行うなど、例年以上に時間をかけて準備した。自分の中では2人に絞り込んで審査に臨んだ。審査終盤の議論でも、その2人が最終候補となった。評価は揺れ動いたものの、議論を尽くすうちに自然と収束した。決選投票の結果、全員一致でnomenaが選ばれた。nomenaが切り開く未来に、期待してやまない。

-講評
要素もコストもミニマイズした五十嵐久枝の展示デザイン。アニメーションの可能性を追究する岡崎智弘。インスタグラムに不穏なイメージを日々投じる川田喜久治。驚きを秘めた構成で空間を刷新する新素材研究所。建築家による空間をさらに活性化させる家具をつくりあげた藤森泰司。注目に値する仕事が並ぶ中、nomenaが受賞に至ったのは、匿名的であると同時に利他的かつ発明的でもあるデザインの在り方が強く〈今〉を感じさせたからである。
選考要項
作品対象年度
2023年11月から2024年10月末までの間に制作発表されたもの。
作品対象
プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、クラフトデザイン、パッケージデザイン、照明デザイン、インテリアデザイン、インスタレーションデザイン、ファッション・テキスタイルデザイン、建築・環境デザイン、電子メディアデザインなどあらゆるデザイン活動で、年間を通じて優秀で新鮮な業績をあげたものを選出する。
選考
調査委員から推薦を受けた候補作品を、選考委員会で映像・文献資料を参考にしながら賞を決定する。
表彰
毎日デザイン賞は原則として1件で、賞状・賞牌・賞金100万円を贈呈する。
選考日程
2024年11月24日(日) 候補作品を調査委員によって選出
2025年1月22日(水) 選考委員会開催
2025年3月5日(水) 毎日新聞紙上にて発表
選考委員(五十音順、敬称略)
齋藤精一(パノラマティクス主宰)柴田文江(プロダクトデザイナー)
須藤玲子(テキスタイルデザイナー)
永井一史(アートディレクター)
保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長))
調査委員(五十音順、敬称略)
筏久美子(TOTOギャラリー・間 代表)
石上純也(建築家)
岩崎一郎(プロダクトデザイナー)
植木啓子(大阪中之島美術館 学芸課長)
大貫卓也(アートディレクター)
川上典李子(21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)
川島蓉子(ジャーナリスト)
川渕恵理子(合同会社文化星人 代表)
倉森京子(NHKエデュケーショナル チーフプロデューサー)
小池美紀(株式会社ハウ代表)
小泉 誠(家具デザイナー)
近藤康夫(インテリアデザイナー)
佐藤可士和(クリエイティブディレクター)
佐藤 卓(グラフィックデザイナー)
重松象平(建築家)
田中元子(株式会社グランドレベル代表取締役社長)
田根 剛(建築家)
土田貴宏(デザインジャーナリスト)
ナガオカケンメイ(デザイン活動家、D&DEPARTMENTディレクター)
中村至男(グラフィックデザイナー)
新見 隆(武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授、武蔵野美術大学美術館・図書館 館長)
西尾洋一(カーサ ブルータス編集長)
西沢立衛(建築家)
橋本優子(近代建築・デザイン史家)
服部一成(グラフィックデザイナー)
原 研哉(グラフィックデザイナー)
原 久子(アートプロデューサー、大阪電気通信大学教授)
廣村正彰(グラフィックデザイナー)
深澤直人(プロダクトデザイナー)
堀部安嗣(建築家)
三澤 遥(デザイナー)
皆川 明(デザイナー)
面出 薫(照明デザイナー)
本橋弥生(京都工芸繊維大学准教授)
森山明子(神戸芸術工科大学副学長)
矢島進二(公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事)
矢野直子(積水ハウス株式会社 業務役員 デザイン設計部長)
山中俊治(デザインエンジニア、東京大学特別教授)
横川正紀(WELCOMEグループ代表)
表彰式
4月18日にホテル椿山荘東京で表彰式を開催しました。
nomena代表の武井祥平さんに、受賞の喜びやこれまでの活動の経緯についてお話いただきました。
選考委員でパノラマティクス主宰の齋藤精一さんに、今回の選考について講評をいただきました。
過年度受賞者
※当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製を固く禁じます。
※お問合せは、毎日デザイン賞事務局までご連絡ください。
※1976年(昭和51年)名称変更(旧:毎日産業デザイン賞)
第69回 2023年(令和5年)
Photography by Vincent Dillio
-
重松象平
「感性のあるグローバリズム」

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
Photography by Daici Ano Courtesy Dior

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by 0Jason O'Rear

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by 0Jason O'Rear

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by Tomoyuki Kusunose

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by Tomoyuki Kusunose

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by Tomoyuki Kusunose

虎ノ門ヒルズステーションタワー
Photography by Tomoyuki Kusunose
第68回 2022年(令和4年)
-
岩崎一郎
「企業の柱になるデザイン」

SIGMA - fp

SIGMA - CINE LENS 18-35mm T2

SIGMA - dp2 Quattro

SIGMA - 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS /
Sports

VIBIA (西) - TUBE

Arper (伊) - KIIK

Arper (伊) - PIX

VIBIA (西) - PIN

ISSEY MIYAKE WATCH - C

PLUS - fitcut CURVE
第67回 2021年(令和3年)
photo:Yoshiaki Tsutsui
-
田根 剛
「不可視の記憶をコモンセンスにするデザイン」

弘前れんが倉庫美術館の画像
photo: Daici Ano

Hôtel de la Marine - The Al Thani Collection
photo: Takuji Shimmura

北斎づくし展の画像
photo: Ooki JINGU
撮影;木寺紀雄
-
柚木沙弥郎
「いつも新しくて嬉しいカタチ」

PLAY! MUSEUM 柚木沙弥郎life・LIFE
展示風景
撮影;木寺紀雄

PLAY! MUSEUM 柚木沙弥郎life・LIFE
展示風景
撮影;木寺紀雄

絵本 『雨ニモマケズ』
(作:宮沢賢治 絵;柚木沙弥郎、ミキハウス刊)より

絵本『魔法のことば』表紙
(絵:柚木沙弥郎 訳:金関寿夫 福音館書店刊)
第66回 2020年(令和2年)
-
堀部安嗣
「立ち去りがたい建築」

客船「ガンツウ」(2017年)

竹林寺納骨堂(2013年)
© Ken’chi Suzuki

ある町医者の記念館(1995年)

扇ヶ谷の家(2020年)

北杜の家
第65回 2019年(令和1年)
-
三澤 遥
「現象から引き出すデザイン」

興福寺中金堂落慶法要散華 まわり花
岡村印刷工業株式会社/ 写真:濱田英明

waterscape
写真:林雅之

waterscape
写真:林雅之
-
吉田ユニ
「センシュアルな写真表現」

Chara / baby bump / CD artwork /
UNIVERSAL MUSIC

星野源 / POP VIRUS / CD artwork /
JVCKENWOOD Victor Entertainment

LOWRYS FARM 2018 WINTER /
Advertising / LOWRYS FARM

LUMINE IKEBUKURO 2019 F/W /
Advertising / LUMINE CO.,LTD.
[特別賞]
良品計画+Sensible 4
「自動運転バスの提案」
第64回 2018年(平成30年)
-
中村至男
「『なるほど』の視点と表現」

「ユニバース」中村至男展 2018
クリエーションギャラリーG8(2018)

『どっとこ どうぶつえん』
絵本 福音館書店(2012)
撮影=大友洋祐
-
山口信博+折形デザイン研究所
「折りのデザイン」

吉の紙幣包み
撮影=大友洋祐

内六角と家六角
撮影=大友洋祐

著書『つつみのことわり』
撮影=大友洋祐

著書『つつみのことわり』
撮影=大友洋祐
第63回 2017年(平成29年)
撮影:吉田多麻希
-
井上嗣也
「先鋭的なグラフィックデザイン活動」

PARCO “SHIBUYA, Last Dance_” 2016
AD.D 井上嗣也 P 塚本勝巳・東京大学大気海洋研究所
PL 高橋賢太郎・梶原 毅 ADV パルコミュージアム

PARCO “SHIBUYA, Last Dance_” 2016
AD.D 井上嗣也 P 森 利幸・三戸サツエ
PL 高橋賢太郎・梶原 毅 ADV パルコミュージアム

内田裕也 1985
AD・D・CD 井上嗣也 P 加納典明 A・ST 内田裕也 C 仲畑貴志
PL 對馬壽雄 PR 群家 淳 ADV パルコ

企業広告 1988
AD・D 井上嗣也 P Jim Britt ADV Comme des Garcons

文字からのイマジネーション 1993
AD・D 井上嗣也 P 篠山紀信 PR 田中一光 ADV モリサワ
©Office of Ryue Nishizawa
-
西沢立衛
「一連の建築作品」

豊島美術館・外観
©Office of Ryue Nishizawa

豊島美術館・内観
©Office of Ryue Nishizawa

軽井沢千住博美術館
©Office of Ryue Nishizawa
[特別賞]
藤塚光政
「長年の建築写真活動」
第62回 2016年(平成28年)
Photo by Shizuo Takahashi
-
真鍋大度+ライゾマティクス
「プログラミング可視化への挑戦」

Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY
『border』(2015)
2015 photo by Muryo Homma(Rhizomatiks Research)

Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY
『border』(2015)
2015 photo by Muryo Homma(Rhizomatiks Research)

Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY
『border』(2015)
2015 photo by Muryo Homma(Rhizomatiks Research)

Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY
『border』(2015)
2015 photo by Muryo Homma(Rhizomatiks Research)

Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY
『border』(2015)
2015 photo by Muryo Homma(Rhizomatiks Research)
[特別賞]
梅原 真
「土地の力を引き出すデザイン」
第61回 2015年(平成27年)
Photo by L.A TOMARI
-
皆川 明
「想いをとどける服づくり」

スパイラルガーデン「1∞ ミナカケル」展示風景
(2015年5月20日~6月7日)
撮影:太田拓実

スパイラルガーデン「1∞ ミナカケル」展示風景
(2015年5月20日~6月7日)
撮影:太田拓実

スパイラルガーデン「1∞ ミナカケル」展示風景
(2015年5月20日~6月7日)
撮影:戎康友

長崎県美術館
「1∞ ミナカケル――ミナ ペルホネンの今までとこれから」
(2015年10月10日~12月6日)
撮影:太田拓実
[特別賞]
株式会社アクシス
「長年のデザイン普及活動」
第60回 2014年(平成26年)
撮影:中川正子
-
鈴木康広
「『感じ』をデザイン」

《大きな空気の人》
撮影:木奥惠三 画像提供:金沢21世紀美術館

《ファスナーの船》

《遊具の透視法》
撮撮影:川内倫子
-
長嶋りかこ
「潔いデザイン」

札幌国際芸術祭「都市と自然」のグラフィック

札幌国際芸術祭の「都市と自然」公式グッツ
(LOUIS VUITTON FORESTとmore trees)

“人と自然の間”をコンセプトにした自身の活動
「Human_Nature」の展示
[特別賞]
21_21 DESIGN SIGHT
「デザインの多視点を提示」
[特別賞]
無印良品
「心地よい暮らしの基準確立」
第59回 2013年(平成25年)
-
佐野研二郎
「ほがらかなデザイン」
-
ナガオカケンメイ
「良いものの発掘と再生」
[特別賞]
平野甲賀
「長年にわたる文字を基点とした表現活動」
第58回 2012年(平成24年)
-
小泉 誠
「心豊かな暮らしのデザイン」
第57回 2011年(平成23年)
-
柴田文江
「人にやさしいプロダクトデザイン」
撮影:三浦康史
-
服部一成
「新しいグラフック表現の開拓」
第56回 2010年(平成22年)
-
水戸岡鋭治
「JR九州の車両デザインをはじめとする公共デザイン」
撮影:岡次宏幸
-
石上純也
「一連のギャラリー展示・空間構成に対して」
撮影:Joseph Grima
第55回 2009年(平成21年)
-
藤井 保
「大気の陰影をとらえた一連の写真」
第54回 2008年(平成20年)
-
中村勇吾
「インタラクティブデザインの創造的な活動」
-
廣村正彰
「建築空間と融合した一連のサイン計画」
[特別賞]
社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
「30年にわたるグラフィックデザイン活動への貢献」
第53回 2007年(平成19年)
-
永井一史
「一連のブランドづくりとディレクション」
-
北山孝雄
「地域活性とデザインプロデュース」
撮影:ナカサ&パートナーズ
[特別賞]
松屋銀座
「50年を超えるデザイン啓蒙活動」
第52回 2006年(平成18年)
-
須藤玲子
「ホテル マンダリンオリエンタル東京のテキスタイルに集約された一連の活動」
撮影:大河内禎
-
佐藤可士和
「グラフィックデザインを中心とする領域を超えた活動」
[特別賞]
グッドデザイン賞(Gマーク)
「半世紀にわたる日本のデザイン振興に対して」
第51回 2005年(平成17年)
-
佐藤雅彦と佐藤雅彦研究室
「『佐藤雅彦研究室展』にみるコミュニケーションワークス」
[特別賞]
五十嵐威暢
「『五十嵐威暢シリーズ展』の活動」
第50回 2004年(平成16年)
-
山中俊治
「テクノロジーと人間をつなぐデザイン」
[特別賞]
大迫修三
「デザインギャラリーの20年間の活動」
第49回 2003年(平成15年)
-
大貫卓也
「一連の広告アートディレクション」
-
藤原 大
「A-POCのデザイン」
Photo:Yasuaki Yoshinaga
[特別賞]
世界グラフィックデザイン会議・名古屋2003企画委員会
「『世界グラフィックデザイン会議・名古屋2003』企画に対して」
第48回 2002年(平成14年)
-
佐藤 卓
「展覧会『デザインの解剖』」
-
深澤直人
「環境と行為によりそうデザイン」
第47回 2001年(平成13年)
-
平野敬子・工藤青石
「化粧品ブランド『qiora』のデザイン」
-
吉岡徳仁
「空間デザインの新たな挑戦」
Photo by Yasuaki Yoshinaga
[特別賞]
前田ジョン
「デジタルデザインの本質を見据えた啓発性」
第46回 2000年(平成12年)
-
近藤康夫
「『東証アローズ』のインテリアデザイン」
Photo:Nacása&Partners inc
-
原 研哉
「『紙とデザイン』のアートディレクション」
[特別賞]
粟津 潔と凸版印刷株式会社
「『印刷博物館』の開設」
第45回 1999年(平成11年)
-
ソニー株式会社AIBO開発チーム
「エンターテインメントロボット“AIBO”の発想とデザイン」
-
日比野克彦
「境界を超えたアートとデザインの関係」
[特別賞]
株式会社モリサワ
「文字とデザインによる文化活動」
第44回 1998年(平成10年)
-
葛西 薫
「さわやかな情感をもつ広告表現」
[特別賞]
株式会社資生堂
「資生堂展にみる企業の文化性」
第43回 1997年(平成9年)
-
面出 薫
「公共空間の光デザイン活動」
-
和田 誠
「『和田 誠 時間旅行』展の成果」
[特別賞]
ギャラリー・間
「長年にわたる展覧会、セミナー、出版活動」
第42回 1996年(平成8年)
-
塩谷 康
「APSカメラのデザイン」
-
皆川魔鬼子
「プリーツをはじめとする衣服素材の開発」
[特別賞]
社団法人日本玩具協会「小さな凸」実行委員会
「視聴覚障害児と共遊できる玩具の提案とその成果」
第41回 1995年(平成7年)
-
坂 茂
「紙の建築のデザインとその社会性」
[特別賞]
「ギンザ・グラフィック・ギャラリーの10年間の活動」
第40回 1994年(平成6年)
-
勝井三雄
「勝井三雄のハイテクを生かしたグラフィック表現」
第39回 1993年(平成5年)
-
河原敏文
「コンピュータ・グラフィックスによる新しい映像表現」
[特別賞]
亀倉雄策
「季刊『クリエイション』の編集・発行」
第38回 1992年(平成4年)
-
仲條正義
「個性に根ざしたグラフィックデザイン」
第37回 1991年(平成3年)
-
川上元美
「格調のある量産家具デザイン」
第36回 1990年(平成2年)
-
川崎和男
「身障者用具へのデザイン的視点」
-
佐藤晃一
「グラフィックデザインにおける日本的精神性」
第35回 1989年(平成元年)
-
中西元男とパオスの人々
「CIデザインの理論化と実践」
[特別賞]
諸星和夫を中心とする世界デザイン会議実行委員会
「世界デザイン会議'89名古屋の開催とその成果」
第34回 1988年(昭和63年)
-
操上和美
「CFにみる映像表現」
[特別賞]
日産自動車株式会社デザインセンター
「カー・デザインにおける時代感覚」
第33回 1987年(昭和62年)
-
内田 繁
「内田繁のインテリアデザイン活動」
Photo:平井広行
-
サイトウ・マコト
「大型ポスターに見るグラフィック表現」
第32回 1986年(昭和61年)
-
松永 真
「パッケージを中心とする一連のグラフィックデザイン活動」
第31回 1985年(昭和60年)
「交感スルデザイン」に集まった5人のデザイナーの活動と小池一子
-
安藤忠雄
「六甲の集合住宅、店舗TIME'Sなどにみる斬新な空間構成」
-
川久保玲
「先鋭的コンセプトによる衣服デザイン」
撮影:ピーター・リンベーグ
-
喜多俊之
「国内外におけるグローバルなデザイン」
-
黒川雅之
「照明具など高質度で多彩なインダストリアルデザイン」
写真撮影:平井広行
-
杉本貴志
「鉄や木材などナマの素材を使った空間デザイン」
写真撮影:白鳥美雄
-
小池一子
「交感スルデザインのプロデュース及び佐賀町エキジビットスペースにおける企画・展示」
写真撮影:林雅之
第30回 1984年(昭和59年)
-
杉本貴志
「現代彫刻と融合した一連の商業空間」
写真撮影:白鳥美雄
第29回 1983年(昭和58年)
-
葉 祥栄
「ガラスを用いた一連のデザイン」
第28回 1982年(昭和57年)
-
渡辺洋男ほかシティ開発グループ
「ホンダシティ」
-
永井一正
「富山県立近代美術館のポスターデザイン」
[特別賞]
勝見 勝
「半世紀にわたるデザイン評論活動」
第27回 1981年(昭和56年)
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浜野安宏
「ファッションライブシアターとAXISビルの総合的デザインプロデュース」
第26回 1980年(昭和55年)
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桜井真一郎
「スカイラインGTのトータルデザイン」
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浅葉克己
「サントリーの広告活動に於けるアートディレクション」
第25回 1979年(昭和54年)
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木村恒久
「フォトモンタージュによる一連の作品」
第24回 1978年(昭和53年)
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二川幸夫
「二川幸夫の建築写真とその出版活動」
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小西六写真工業株式会社
「大衆小型カメラコニカC35シリーズ」
[特別賞]
「第8回世界クラフト会議・京都実行委員会」
第23回 1977年(昭和52年)
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仙田 満
「遊具および公園などの環境デザイン」
第22回 1976年(昭和51年) ※この年より毎日デザイン賞に名称変更
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三宅一生
「三宅一生の衣服デザイン活動」
写真:増渕達夫
第21回 1975年(昭和50年)
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石岡瑛子
「パルコ一連の広告デザイン」
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「羽生道雄氏を中心とするモノプロのデザイン活動」
第20回 1974年(昭和49年)
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横尾忠則
「1971年~74年展ー千年王国への旅」(1974年10月15日~25日、東京・新宿伊勢丹)
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森 正洋
「白山陶器における新しい食器群」
第19回 1973年(昭和48年)
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田中一光
「『西武劇場ポスター、文楽の造本、観世能ポスター』一連のデザイン活動」
[特別賞]
「世界インダストリアル・デザイン会議実行委員会」
第18回 1972年(昭和47年)
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大橋 正
「『キッコーマン醤油』一連の広告イラストレーション」
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倉俣史朗
「商店建築における一連の家具とディスプレイ」
第17回 1971年(昭和46年)
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[準賞]
長 大作、松村勝男、水之江忠臣
「長 大作・松村勝男・水之江忠臣3氏のファニチャー・コレクション」
粟辻 博
「粟辻博氏のインテリア・テキスタイル・デザイン活動」
第16回 1970年(昭和45年)
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石井幹子
「石井幹子氏の照明デザイン活動」
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福田繁雄
「福田繁雄氏の3Dデザイン活動」
[特別賞]
〈ディレクター〉栄久庵憲司〈チーム〉剣持勇デザイン研究所、トータル・デザイン・アソシエート、GKインダストリアルデザイン研究所
「EXPO'70のストリート・ファニチュアとその展開」
第15回 1969年(昭和44年)
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鈴木庄吾氏をチーフとする伊勢丹研究所ID研究室
「百貨店における商品デザインの組織的研究」
第14回 1968年(昭和43年)
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本田技研工業株式会社
「軽量型汎用エンジンG25およびそのアタッチメント・シリーズ」
[奨励賞]
トミー工業株式会社
「トミーマジック・スカイレールおよびメカニック・シリーズ」
[特別賞]
東京アートディレクターズ・クラブ
「日本の広告美術─明治・大正・昭和全3巻」
第13回 1967年(昭和42年)
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Qデザイナーズ<代表者>渡辺 力
「紙製家具と卓上電気置時計などの開発」
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伊藤隆道
「資生堂ウインドーなど一連の展示構成」
[特別賞]
日本デザインコミッティー
「国際・国内にわたる15年のデザイン運動」
第12回 1966年(昭和41年)
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粟津 潔、宇野亜喜良、片山利弘、勝井三雄、木村恒久、田中一光、永井一正、福田繁雄、細谷 巖、横尾忠則、和田 誠
「グラフィック・デザイン展《ペルソナ》」
[特別賞]
「15年にわたり工業デザイン運動に貢献した日本インダストリアル・デザイナー協会(JIDA)」
第11回 1965年(昭和40年)
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伊藤憲治
「NEC銀座ネオン塔を代表作とする一連のネオンサイン広告デザイン」
[特別賞]
「大阪市の街頭ゴミ容器の計画と都市美の推進に貢献した人々」
第10回 1964年(昭和39年)
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株式会社天童木工製作所
「量産家具におけるデザインの確立」
[特別賞]
日本オリンピック委員会委員長 竹田恒徳
「オリンピック東京大会運営におけるデザイン・ポリシーの確立」
第9回 1963年(昭和38年)
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剣持勇デザイン研究所
「工業生産のためのファニチュア・デザイン一連の作品」
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亀倉雄策
「オリンピック公式ポスター三部作」
[特別賞]
勝見 勝
「季刊『グラフィック デザイン』におけるエディターシップ」
第8回 1962年(昭和37年)
[準賞]
GKインダストリアル・デザイン研究所
「ヤマハ電動オルガンを中心とする楽器デザイン」
[準賞]
ライトパブリシティのフォト・デザイングループ
「ライトパブリシティにおける村越襄、早崎治、細谷巖氏らを中心とするフォト・デザイン」
第7回 1961年(昭和36年)
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[毎日産業デザイン賞]
ソニー株式会社
「ソニーの製品における一連のデザイン活動」
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[部門賞=重工業]
トヨタ自動車工業株式会社デザイン課員
「トヨペット・コロナ1500」
[部門賞=グラフィック・デザイン]
杉浦康平
「音楽会ポスターを中心とする一連のグラフィック・デザイン」
[部門賞=その他]
原 弘
「製紙におけるシリーズ・デザイン『アングルカラー・STカバーなど』」
第6回 1960年(昭和35年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
本田宗一郎氏を中心とする本田技術研究所造型室員
「C100型スーパーカブ号」本田技研工業株式会社
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[作品賞] 商業デザイン部門
山城隆一氏を中心とする日本デザインセンターメンバー
「『アサヒビール』一連の新聞広告デザイン」
[特別賞]
「創立10年を迎えた日本宣伝美術会(日宣美)」
第5回 1959年(昭和34年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
KAK(河潤之介、秋岡義夫、金子 至)
「セコニックの8ミリ撮影機・映写機ならびにセコニック製品における一連のデザイン活動」
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[作品賞] 商業デザイン部門
寿屋(サントリー株式会社)宣伝部/開高 健、柳原良平、酒井睦雄、山口 瞳
「テレビコマーシャルを中心とする一連のデザイン活動」
第4回 1958年(昭和33年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
金子徳次郎
「一連の作品(久保田鉄工株式会社のディーゼル・エンジンほか農機具)」
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[作品賞] 商業デザイン部門
東京アートディレクターズ・クラブ
「東京ADC編・'57年鑑広告美術」
第3回 1957年(昭和32年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
松下電器産業株式会社中央研究所意匠部
「真野善一氏を中心とする松下電器産業株式会社中央研究所意匠部」
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[作品賞] 商業デザイン部門
亀倉雄策
「年間を通じての一連の作品」
第2回 1956年(昭和31年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
佐藤章蔵
「ダットサン・1955年112型セダン」
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[作品賞] 商業デザイン部門
原 弘、河野鷹思、亀倉雄策、伊藤憲治、大橋 正、早川良雄、山城隆一
「グラフィック'55展」
第1回 1955年(昭和30年)
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[作品賞] 工業デザイン部門
小杉二郎
「松田三輪トラック、蛇の目ミシン」その他
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[作品賞] 商業デザイン部門
早川良雄
「年間を通じての一連の作品」
[特別賞] 工業デザイン部門
国井喜太郎
[特別賞] 商業デザイン部門
山名文夫
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毎日デザイン賞事務局
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